栃木県矢板市長井で美味しいりんごを作り続けている手塚郁夫りんご園へようこそ!

希少品種のりんご

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希少品種のりんご・高級品種のりんごについて

  • 手塚郁夫りんご園で、ごくわずかの木を有している、現在では希少品種となってしまった「東光(とうこう)」および、高級りんごとなった「こうとく(高徳)」という2種類のりんごについて、ご紹介いたします。
  • これらのりんごは、当園では収穫量がごくわずかであるため、販売することが出来ませんが、話の種にご一読ください。

     品種:こうとく(高徳)と東光(とうこう)   品種:東光/希少品種・小振りなユズとの大きさ比較

希少品種の「東光(とうこう)」について

     品種:東光   品種:東光/希少品種・果肉と果皮

  • 青森県りんご試験場(現・地方独立行政法人青森県産業技術センターりんご研究所)において、1930(昭和5)年にゴールデンデリシャスに印度を交配して得られた実生から選抜・育成。
  • 1962(昭和37)年に、光は東方からということで東光(オリエント・ライト)と命名された。
  • 樹姿は開張性で、樹勢はやや強め、収穫時期は10月下旬~11月上旬。
     
  • 果実の大きさは250~300g程度、果形は円錐形。果皮色は黄緑色ですが、有袋では黄色となります。
  • 果肉はち密で多汁、特有の芳香があり、舌触りもよく、美味しいりんごです。
  • 貯蔵性は普通冷蔵で4月末ころまで。この時期でも適度な酸味があります。
  • 味がよく、広く生産されていましたが、生産力が劣り、芯かび病の発生により収穫前落果が多いこと、また、無袋栽培では8月以降に高温が続くと果面に赤い斑点や黒点病などの障害が出やすいことがあり、次第に市場から姿を消しました。
  • 今では、なかなか店頭に姿をみせなくなり、購入できなくなりましたが、優れた形質がありますので品種改良のための交配親としてはよく使われています。

高級りんごとなった「こうとく(高徳)」について

     品種:こうとく(高徳)/高級りんご・果皮   品種:こうとく(高徳)/高級りんご・果肉

  • このりんごの品種名は「こうとく」ですが、青森県津軽石川農協で扱う一定レベル以上の果実の登録商標名は「こみつ」となっています。
  • 南津軽郡柏木町(現 平川市柏木)木村甚彌氏が青森県試験場長を定年退職後、自園において、1971(昭和46)年に、東光の種子を播種し、73本を育成、その後、原木・苗木・高接樹についての特性調査が行われました。
  • 1982(昭和57)年2月育成者が死亡。同年4月から弘前市工藤末次・工藤清一・工藤練一、黒石市今喜代治の各氏が高接樹各1本の試作を行い、特性の確認調査を行ったと記録されております。
  • 近年、遺伝子型解析から、片親はふじ、もう片親はロム16であると推定されています〈文献による〉。
  • 登録年は1985(昭和60)年で、品種登録者は木村喬久氏、出願時の名称は向陽。
  • 成熟期は10月下旬~11月上旬で、普通貯蔵で2月頃まで、冷蔵で5月頃まで貯蔵可能とのことですが、このリンゴの本当の味を楽しめるのは、12月いっぱいだとのこと。
  • 果実は円形、ふじよりやや小玉で200~300g程度。
  • 果皮は黄緑地に淡褐紅の縞が明瞭に入り、果皮にやや光沢があり、果面は滑らかです。
  • 果肉は黄色でやや硬く、きめは中位で、蜜がとても多く見られます。
  • 果汁も極めて多く、甘く(糖度14%前後)、酸味が適度で香気の高い小粒で整った味のりんごです。
  • 蜜の多い・少ないの判別は、果実を割らなくても強い光源の直前に果実をかざしてみただけで、蜜が多い果実は中が明るく、蜜が少ない果実は明るく見えないため、容易に判別できます。
  • かって、この品種は、弘前市石川地区で細々と栽培されるのみで消滅の危機にありましたが、青森県津軽石川農業協同組合が粘り強く販路の拡大を図った結果、復活を遂げた経緯があります。
  • “蜜”が、多いときには全体の7、8割を占め、小形で味のよいのが特徴的なこの果実を、同農協は「こみつ」と命名、同農協の登録商標としました。
  • 現在では、生産量が最も減少した時の4倍近くまで回復し、希少価値の高い高級な蜜入りリンゴとして首都圏や関西地方で、1個数百円で売られるなど大人気となっています。

高級りんごとなるまでの歩み

  • 一時期この品種は、甘みが強く、蜜もたっぷり入るものの、ふじなどに比べて小玉なことから市場では高値が付かず、生産者からも徐々に敬遠されていき、弘前市石川、大沢地区でもほとんどが別の品種に変えられていったそうです。
  • こうした危機的状況の中、地元でわずか2軒となった「こうとく」の生産者から同農協が販売依頼を受け、市場関係者に売り込みを図りましたが、食味では高い評価を得たものの、小玉であることや蜜の入り具合が時期によってばらつくことなどがネックとなり、数年は販売も不振、同農協への出荷量も20kg原箱で約100箱まで落ち込んだそうです。
  • しかし、同農協の地道な努力の結果、東京の大手仲卸業者や高島屋・近鉄百貨店等に青果店を持つ京都の企業家たちの目に留まり、徐々に注文が増えるなど、人気が次第に高まってきているそうです。
  • 同農協は「こうとく」人気の高まりとともに、他産地でも栽培の動きが出てきたことから、蜜入りリンゴの特性を前面に打ち出し、他産地との差別化を図るため、前述のように「こみつ」という商品名を「青森県津軽石川農協産の一定規格以上のこうとくの果実」の名称とする登録商標を出願し、2007(平成19)年8月に認可を受けております。
  • 今青森県ではりんご関係者の間で、小粒のりんごの積極的な利用法についての議論が高まっているそうです。

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